【実車情報】Aprilia Concept RS660:400cc並サイズのスーパースポーツ

コンパクトで、良い意味で排気量を感じさせないスタイリング

「Concept RS660」はEICMA 2018で登場!

「Concept RS660」は、アプリリアが「EICMA 2018」(ミラノショー)で発表したスーパースポーツバイクです。

アプリリアのスーパースポーツモデルは現在「RSV-4」があります。

こちらはスーパーバイク世界選手権のチャンピオンに輝いたこともある名車。

「RS250」という史上最後の2ストロークスーパースポーツを作っていた会社でもあり、スーパースポーツバイクには定評のあるメーカーと言えます。

シャープでまとまりの良いスタイリング!

250cc程度に感じるほどコンパクトな車体に、ミドルクラスのエンジンを積んだ、軽快そうなモデルです。

最近のモデルでは2018年にフルモデルチェンジしたカワサキ「Ninja 250/400」と似たサイズ感であると感じました。

プロポーションも良く、なんとも軽快感があり、乗ってみたくなる魅力があります。

スタイリングはシャープなもので、ボリューム感のある同社の「RSV-4」とは対照的です。

三眼ヘッドライトやカラーリングなど、共通のアイコンは持っており、姉妹機であることを感じさせます。

ブームの兆しを見せる「ウイングレット」(ミドルカウルの羽)もスタイリングに上手く取り込まれており、後付感がありません。

スパッと切ったようなテールで、スッキリとしています。(量産ではフェンダーやライセンスブラケットがつくでしょうが……)
何気にトップブリッジがかっこいいです。

超コンパクトな「エンジン」と「フレーム」

見るからにコンパクトなフレームとエンジン

エンジンは「660cc水冷並列二気筒DOHCエンジン」、フレームは「アルミツインスパーフレーム」のようです。

エンジン全体が非常にコンパクトで、まるで単気筒のようです。

シリンダーの横は細く、縦は小さく。ビックボアショートストロークであろうエンジンながら、本当に660cc納めているのか不思議なほどです。

腰下の軸配置も小さくまとまっており、さながらオフロードレーサーのエンジンを彷彿とさせます。

それを搭載するフレームも小さくまとめられています。

「スイングアームピボットレス」構造としているようで、フレームの後ろ部分がかなり短くなっています。

「RS660」(左)、「RSV-4」(右)体感では半分くらいに感じるほどコンパクト
四気筒のマシンよりもかなり細身

期待のライトウェイトスポーツ!

「ライトウェイトスポーツ」とは「軽くて運転の楽しいクルマ」のこと。

バイクではあまり使われない区分ですが、ホンダが東京モーターショー2015で「Lightweight Supersports Concept」というモデルを出展し、後に「CBR250RR」として発売しました。

このCBR250RRは「軽量」+「コンパクト」な車体とシッカリしたサスペンションで、サーキットで走ってもかなり楽しめるマシンでした。(私はへっぽこライダーですよ)

この「楽しめる」というのは、「大排気量に振り回される」のではなく、「マシンの性能を使い切る」楽しさです。(使い切れてませんが)

一方、ホンダ「NSR250R」やスズキ「RGV250Γ」のような往年の2ストロークマシンもまた、「コンパクト」+「ハイパワー」を乗りこなす(こなせませんが)楽しさを持っていました。

RS660は現代の技術でブラッシュアップされた「軽量」「コンパクト」「ハイパワー」な「ライトウェイトスポーツ」となりそうな見込み。

これはもう楽しくないはずがない!発売が楽しみで仕方ありません!

個人的に一番きれいだったのが、アプリリア受付のお姉さん

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kei

東北生まれのUXデザイナー。 お金を使えない貧乏性タイプ。

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