「Galaxy Watch」はスマートウォッチの実用性No.1?
数年ぶりにスマートウォッチを使ってみると、その進化に驚き。
私はApple Watchの初代や、その頃のAndroid Wearしか使ったことがなく、そのモッサリな動作とすぐに切れるバッテリーに嫌気が差し、しかもすぐに手放してしまったクチです。
Galaxy Watchを購入するにあたって、複数のスマートウォッチを検討しましたが、時計らしい外見、軽量、バッテリー持ちなど、あらゆる面でGalaxy Watchが最も実用的でした。
Galaxy Watch | ウェアラブル - Galaxy Mobile Japan 公式サイト
いつでもつながる。スマートウォッチの多機能・先進性と、リアルウォッチさながらの洗練された魅力が今ひとつに。Galaxy Watchが、世界とあなたをシームレスにつなぎます。
Samsungはスマートウォッチの第三勢力
現在主流のスマートウォッチは、大きく分けて4種類あります。
スマートウォッチの種類
- Apple Watch
- Wear OS by Google(旧Android Wear)
- Tizen(Samsung Galaxy Watch)
- その他のアクティビティトラッカー系(Garminなど)
Galaxy WatchはSamsungが独自に開発したウェアラブル用OSであるTizenを搭載しています。
GoogleのWear OSと混同されることがありますが、これは別物です。
スペック
42mmモデルスペック(カッコ内は46mmモデル)
- 発売日:2018年10月
- 本体重量:約49g(約63g)
- ディスプレイサイズ:1.2インチ・約30mm(1.3インチ・約33mm)
- ディスプレイタイプ:AMOLED・360×360
- ディスプレイ素材:ゴリラガラス DX+
- バッテリー容量:270mAh(475mAh)
- チップセット:Exynos 9110 Dual core 1.15GHz
- メモリ:768MB RAM + 4GB内蔵メモリ
- 通信:Bluetooth4.2、Wi-Fi、NFC、A-GPS/Glonass
- センサー:加速度、ジャイロ、気圧、心拍、環境光
- 充電:ワイヤレス
- 耐久性(防水規格):5ATM + IP68 / MIL-STD-810G
- ストラップ幅:20mm(22mm)
- 対応OSと:Android 5.0以上、iOS 9.0以上
サイズに伴うバッテリー容量の違いが大きいですが、実用では42mmでもバッテリーの不安は皆無で、あまり気にしなくて良さそうです。
42mmモデルの49gという重量は、並のスポーツ系スマートウォッチと比べても十分に軽量で、あらゆる場面で使えます。
デザイン
サイズは2種類、カラーも3種類!
Galaxy Watchには大きめの46mmと、一般的な腕時計のサイズ感の42mmの二種類があります。
私の購入した42mmは古くからメンズ腕時計の定番サイズで、女性にもフィットするナイスなサイズ感です。
その上とても軽量なので、これまで腕時計をしていなかった方や、普通の腕時計からの乗り換えでも違和感なく使えます。
42mmのカラーは二色、モダンでシックなブラックと、女性でも使いやすいローズゴールド。
46mmはシルバーの一色になります。
腕のがっしりした方や、流行りのビッグフェイスウォッチがお好きな方、たくさん使用する方は、ディスプレイが大きくバッテリー容量も多い46mmがおすすめです。
どんなファッションにもマッチするハード
外見は実に腕時計らしく、スマートウォッチ感ありません。
高級時計ほどではありませんが、質感も良く、スポーツでもスーツでも違和感なく使えています。
私は社外品のベゼルカバーリングを取り付けています。
もともとのベゼルはプラスチックですが、こちらはステンレス製なので丈夫で、質感も大幅に向上します。超おすすめ品です。
豊富なウォッチフェイス
スマートウォッチということでもちろん、気分によってウォッチフェイスを変えられます。
純正のものクオリティが高く、そのままでもかなり満足できます。
その他、ネット上にたくさんのフェイスがありますので、好みのものはジャンジャカ入れてしまいましょう。
ウォッチフェイスを入れるにはSamsung純正の「GalaxyWatchDesigner」というソフトを使います。
ウォッチフェイスの拡張子は「gwd」ですので、「メーカー名 .gwd」で検索するとすぐに見つかりますよ。
Galaxy Watchの魅力
バッテリーが長持ち!3日でも行ける!
Galaxy WatchのOS Tizenは、Apple WatchやWear OSに対して、バッテリー持ちが格段に良いです。
Apple WatchやWear OSは普通に使用していればカタログスペック24時間、実用ではもっと早くバッテリー切れを起こすため、毎日の充電は欠かせません。
一方Galaxy Watchは同等の機能を持ちながらも、圧倒的にバッテリーが持ちます。
42mmモデルは46mmモデルよりもバッテリー容量は少ないですが、それでも3日に1度程度、念を入れても2日に一回の充電でも大丈夫です。
スマートウォッチを使い始めると、日常でバッテリー管理をする物が増えます。
これがあまり気にしなくても良いと言うのは意外にもメリット。
毎日充電するというのは、当たり前のようですが、ストレスであることがわかりました。
充電の回数が減るので、宿命であるバッテリー劣化も抑えられ、製品としての寿命も長持ちすることになるでしょう。
ストレスフリーで使いやすいインターフェース!
Galaxy Watchの特徴として、ベゼル(縁のリング)を回転して操作をできる点が挙げられます。
画面の小さくボタンの少ないスマートウォッチにおいて、チマチマタッチ操作をしたり、ボタンを何度もポチポチ押すのが宿命でした。
Galaxy Watchはこのベゼル操作により、スピーディーに操作できます。
カチカチとキレよく回転し、不用意に回りすぎない小気味よい感触です。
スマートフォンでラクラク設定
ほとんどの設定は専用のスマートフォンアプリで行うことができます。
最初の設定や日常でのウォッチフェイス変更などを小さな画面で行う必要がなく、とても楽。
アプリは豊富で多彩!
前述の通り、アプリは豊富で、質の良いものが多い印象です。
私がよく使用するものを紹介します。
Line通知・返信もできるぞ!
Lineなどの各種通知はもちろん、返信もできます。
定型文がいくつか設定されているため、簡単な返信は時計上でサクッとできます。
これは意外にも便利でした。
「Navigation Pro」でスマートに道案内
Navigation ProはスマートフォンのGoogle Mapのナビと連動して、道案内をしてくれます。
シンプルに矢印と距離で示してくれるため、視認性が高いです。
到着時間や速度などの基本的な情報も表示してくれています。
そのため、バイクや自転車などでもとても使いやすいです。
バッテリー持ちが良いことと相まって、会社帰りにふと寄り道、なんてときでも気軽に使えます。
地図が表示されるものもあり、最初は面白いのですが、スマートウォッチの画面サイズにおいては、顔を近づけないとよく見えません。
その点、このアプリであれば、ハンドルを握ったままのちらチラ見でも確認できます。
また、正面方向を変更できるので、写真のようにハンドルを握った状態の正面を出すことも可能です。
「リマインダー」ボイスとダイヤルでサクッと登録
純正のリマインダーアプリは、音声入力とベゼル操作によって、時計本体でもサクッと登録できます。
入力がめんどくさくて結局スマートフォンを出す、なんて事が起きません。
「ミュージック」はやっぱり便利
音楽の操作はスマートウォッチの基本ながら、やはり便利です。
Galaxy Watchは本体にも音楽を保存でき、GPSも搭載されているため、スマートフォンを持たずにランニングなんてことも余裕です。
豊富なヘルスケア・スポーツ機能
自然に寄り添うヘルスケア機能
日常生活で歩数や階段を登った数などの基本的なことから、心拍数やストレス、睡眠などの健康状態を測定してくれます。
より拘る人には、水やカフェインの摂取量、カロリー管理などもでき、充実の機能を備えています。
超多彩なスポーツトラッキング
ランニングやウォーキング、サイクリング、水泳などよくあるものはもちろん、ラットプルダウンやベンチプレス、腹筋など、ジムでのウェイトトレーニング測定も非常に充実しています。
ウェイトトレーニングでは、回数だけでなくインターバルも測ってくれ、良きパートナーとなります。
自動計測開始機能もあり、通勤などで歩いていると、ウォーキングの測定を始めてくれるため、ついついいつもより多く歩いてしまいます。
まとめ:スマートウォッチもついに実用域へ
腕時計らしい外見、軽量な本体、長持ちバッテリーで、腕時計としての性能も十分です。
こんな方におすすめ
- 初めてのスマートウォッチを探している方
- これまでのスマートウォッチに絶望していた方
- ビジネスもカジュアルも、一つの腕時計にしたい方
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