【実機レビュー】新型タグ・ホイヤー コネクテッド 45 チタン ブラック(2020モデル)【高級スマートウォッチ】

リファレンスナンバー:SBG8A80.BT6221

世界で一番かっこいい高級スマートウォッチ【Tag Heuer Connected】

つい先日発売したばかりの新型「Tag Heuer Connected」、その中でもトップグレードの「チタン・ブラックモデル」をゲットしました!

もちろんコスパマンの私ですから、情報収集を重ね値段・耐用年数・ブランドイメージなど加味した上で「高価すぎるものではない」と判断しています。

この記事では、「コネクテッド」のあふれるその魅力を紹介します。

新しいタグ・ホイヤー® コネクテッドウォッチ | コレクションを見る | タグ・ホイヤー® 公式ウェブサイト | TAG Heuer

新しいタグ・ホイヤー® コネクテッド ウォッチのコレクションをご覧下さい。精度への情熱、最先端素材、最新鋭技術。アヴァンギャルドがかつてないほどの高いパフォーマンスを実現させています。

ラインナップ

ラインナップは4種類(2020年4月時点)

ケース(本体の大部分)とストラップの違いで分けられています。

どのモデルもベゼルはセラミックですが、チタン・ブラックモデルのみマッド、その他のモデルはグロスで輝いています。

ステンレススティールモデルは良い意味で「普通の時計」感があり、一見するとスマートウォッチには見えないのが魅力。

チタン・ブラックモデルはオールマッドブラックで、クールでモダンな印象を受けます。

また、色の効果で締まって見えるため、コンパクトな印象を受けます。

スペック

スペック[内は通常モデル]

  • ケースサイズ:45 x 13.5mm
  • 防水性:50m(泳げる防水)
  • 素材:チタン サンドブラスト+DLC[ステンレススティール]
  • ベゼル:セラミック
  • 風防(ガラス):サファイアクリスタル
  • ストラップ:ブラックラバー(ワンタッチで交換可能)
  • ストラップ幅:22mm
  • バッテリー容量:430mm
  • 持続時間:約1日(一時間のスポーツセッションGPS含む)
  • ディスプレイ:OLED 1.39インチ
  • 画面解像度:454x454 pixels (326ppi)
  • 物理ボタン:3(リューズ回転操作対応)
  • GPS:搭載
  • 心拍数計:搭載
  • 重量:86g[108g]
  • 価格(税込み):280,500円[214,500円]

性能としては、現在販売中のハイクラスなWear OSモデルとしては一般的なものです。

ケースサイズは45mmと大型ですが、厚さ13.5mmと比較的薄型で装着感もよく、大きさを感じません。

チタンモデルは86gと見た目に反して軽量な仕上がりで、腕時計としての装着感は上々です。

バンドはワンタッチで交換可能。バンド幅22mm。

やや大きめのバッテリー容量のおかげで、朝起きてから帰宅するまで、残量が気になる事はまずありません。

十分に実用的なスタミナと言えます。

バッテリーが尽きそうなギリギリになっても、時計機能のみの省電力モードにすることで、数時間の延命が可能です。

GPS使用時は目に見えて残量が減るため、フルマラソンなどではギリギリか、やや難しいかもしれません。

時計機能のみ表示

とにかく「高い質感」で「かっこいい」

昨今のスマートウォッチは、どれも質感が高く、普通の腕時計に見劣りしないものが増えました。

その中でもコネクテッドは別格の質感を醸し出しています。

高級素材であるチタンを各部のエッジまでキッチリと仕上げていることからも、その高い金属加工技術を感じさせます。

もう本当、一目惚れが発端でした。

ボタンまでしっかりとデザインされている印象

スマートウォッチの常識を打ち破る、長く使える要素

新型コネクテッド発表の中で、タグ・ホイヤーは「長く使えるように」と謳っている記事を見ました。

その意志を実際に感じられた要素を紹介します。

圧倒的に傷に強い 「セラミックベゼル」と「DLCコーティング」!

一番傷が付きやすいベゼルは高級時計では当たり前の「セラミック」で、ステンレススティールどころかチタンでも及ばない、高い硬度を誇ります。

チタン・ブラックモデルにはさらに、傷や摩擦に非常に強い「DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティング」が施されており、日常使用ではよほどのことがない限り、まず傷がつくことはないでしょう。

マッドブラックの製品は往々にして傷が目立ち、磨いて傷消しすることも出来ないため、使用感が出がちですが、DLCコーティングなら安心です。

ガラスも高級時計らしく最強のサファイアクリスタル。もう無敵です。

総じて非常に傷に強く、長い間美しい状態を保てます。

どんなファッション、場面でも使えるデザインとブランド

新型コネクテッドは、フォーマルシーンやおしゃれなレストランからスポーツシーンまで、いつでもどこでも使える「相棒」に相応しい存在です。

タグ・ホイヤーのブランドイメージも「ラグジュアリー」と「スポーティー」を兼ね備えたものであり、TPOを問わず使える魅力があります。

スマートウォッチはスポーティーになりがちでフォーマル用に別の時計が必要になることもありましたが、コネクテッドであれば毎日どんなところへでも付けていけます。

「一つでどんな場面にも対応できる」というのは、実はとてもミニマリスト的。

なんと、バッテリーが交換できる!(予定)

デジタル機器の寿命の大きな要因が「バッテリーの劣化」

しかし、新型コネクテッドはバッテリー交換が容易な構造になっているようです。

将来的に、公式でバッテリー交換サービスが開始されることが見込まれているようです。

私は初代コネクテッド(2015年末発売)をつい先日まで所有しており、他の時計と併用しながらではありましたが、なんだかんだ4年使い続けました。

スマートウォッチは中身の進化はあまり早くないため、最後まで動作スピードに不満はありませんでした。

毎日使っても、バッテリー交換さえ出来れば5-6年は使えるのではと見込んでいます。

見るたびに惚れ直す多彩な「ウォッチフェイス」

タグ・ホイヤーの機械式時計をオマージュ

お気に入りの「Heuer 02」 機械式時計とスマートウォッチ表示の融合。

コネクテッドには、タグ・ホイヤーの機械式時計をモチーフにしたウォッチフェイスなど、多種多様なオリジナルウォッチフェイスが搭載されています。

なかでもタグ・ホイヤー機械式時計のフラッグシップ「Heuer 02」とスマートウォッチの表示が融合したこのフェイスは、高精細なディスプレイと相まって素晴らしい出来栄えで、見るたびにうっとりします。

ありがちな「良い感じのフェイスがなくて、結局毎日同じやつ」という事態は、コネクテッドには当てはまりません。

機械式時計のようなアナログのクロノグラフ表示
もちろんシルバーも似合います。
機械式時計 「Heuer 01」をモチーフに未来的にアレンジしたフェイス。表示できる情報量の豊富さが魅力。
視認性が高いデジタル表示。意外とお気に入り。
すべてのウォッチフェイスが常時カラー表示に対応

アプリでウォッチフェイスをカスタマイズ!

ウォッチフェイスはスマートウォッチ本体での交換はもちろん、スマートフォンアプリでじっくりチョイスすることも出来ます。

カスタムしてオリジナルのウォッチフェイスを作ることも出来ます。

高価な機械式では選び難いようなエキセントリックなカラーにも挑戦できるのは大きな魅力です。

暇があればついつい弄ってしまう楽しさがあります。

使い心地の良いタグ・ホイヤー スポーツアプリ

こんなに使いやすいスポーツアプリ、初めてかも

カメラのせいで写りが悪いです。

新型コネクテッドになり追加されたスポーツアプリは完成度が高く、使っていて心地よい洗練されたUIが魅力です。

対応出来るスポーツは下記の通り。

選べるスポーツ

  • ランニング
  • ウォーキング
  • サイクリング
  • フィットネス
  • ゴルフ
  • その他(なんでも)

「その他」を選択すれば、どんなスポーツでも時間と心拍数を計測してくれます。

GPS取得スピードはなかなか早い
スピード感のあるカウントダウンアニメーション
ウォーキングトラッキング

例えばウォーキング時は、「経過時間・時速・距離・心拍数」を表示してくれます。

バイクのメーターを彷彿とさせ、気分が高揚します。

スマートフォンでログを確認

履歴は時計だけでなく、スマートフォン上でも確認できます。

特定のスポーツをフィルタリングして表示することも可能。

移動ルートだけでなく、心拍数と速度の推移が見れるのが楽しいですね。

移動ルート
速度
心拍数

他にも洗練されたタグ・ホイヤー オリジナルアプリが満載!

スポーツだけでなく、時計ブランドらしい、時間に関するオリジナルアプリが多数搭載されています。

総じてスタイリッシュかつ実用性が高く、使っていて嬉しくなるものばかりです。

ストップウォッチ

ウォッチフェイス時に下のボタンを押すと、ストップウォッチアプリが起動します。(変更可)

物理ボタンで起動するのが、実に腕時計ライクで良いです。

シンプルながらスタイリッシュで実用性が高いストップウォッチです。

私はプレゼンテーション時の時間測定などで実際に使っています。

タイマー

リューズ回転操作に対応したことで時間設定が容易になり、使い勝手が向上しました。

アラーム

昼寝のお供、アラームアプリです。

バイブレーションで起こしてくれるので、オフィスでも周囲に迷惑をかけずに使えます。

おまけ:おすすめWear OSアプリ

Google Map

実物はもっと精細に見えます。

定番のグーグルマップです。

Apple・Galaxy・Huaweiなど、数あるスマートウォッチの中でWear OSのメリットの一つがこれではないでしょうか。

処理が早く、画面が綺麗になったことにより、スマートウォッチ上でのナビ設定が実用的になりました。

拡大縮小も自在
目的地をタップしてナビ開始
省電力状態でも見やすいです。

Calendar for Wear OS

その名の通り、カレンダーアプリです。

グーグルカレンダーと同期してスケジュールを表示します。

このアプリ上で予定を追加できるのがミソ。

音声入力や手書き入力で、意外にも快適に入力できます。

まとめ:相棒に相応しい最高のスマートウォッチ

新型コネクテッドはフルスペックの「ハード」と練られたUIの「ソフト」を兼ね備えた、完成度の高い使っていて気持ち良いガジェットです。

金額的に問題のない方なら決して後悔しない、Wear OS最高峰の完成度です。

こんな方におすすめ

  • とにかくかっこいいスマートウォッチが欲しい方
  • フォーマル・カジュアル・スポーツなど、どんなシーンでも使える万能な時計が欲しい方
  • Apple Watchと差別化を図りたい方

よりスポーツ用途を重視する方にはこちらの「SUUNTO 7」がおすすめ。

超軽量で、コネクテッドを超える対応スポーツの種類が魅力。

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kei

東北生まれのUXデザイナー。 お金を使えない貧乏性タイプ。

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