1万円台前半、コストパフォーマンスは随一の完全ワイヤレスイヤホン!
オーディオメーカー大手のJBLが2019年10月末に発売したのがこの「REFLECT FLOW」
1万円台前半と比較的低価格ながら、非常に長い再生時間、防水、2種類の外音取り込み機能などを備えた優秀なモデルです。
完全ワイヤレスイヤホンデビュー
私はこれまで、左右がつながっているタイプのワイヤレスイヤホンまでしか使ってきておりませんでした。
理由の一つとしてあるのが、「価格と性能とも、納得できるスペックのものがなかった」ため。
ようやく「これだ!」という商品が現れ、購入に踏み切りました。
この記事では、私が選んだ決め手と、完全ワイヤレスイヤホンの実際の使い勝手を交えて紹介していきます。
ちなみに音質に関しては、私が今まで最大6000円程度のイヤホンしか使っていなかったため、詳細に語ることはできません。
一応第一印象を述べると、「お、意外といい感じの音するじゃん」といった感じ。
スペック:弱点のない性能
スペック
- 定価:12,800円(税抜)
- 発売日:2019年10月25日
- 連続再生時間:イヤホン本体約10時間 / 充電ケース約20時間(合計約30時間)
- 充電時間:>2時間
- 急速充電:10分で約1時間再生可能
- 防水等級:IPX7
- 重量:イヤホン片側8g、充電ケース73g
- 充電ケースサイズ(mm):幅83*高38*奥行30
- Bluetooth:Version 5.0、A2DP 1.3、AVRCP 1.5、HFP 1.6
- ドライバ:5.8mm
- インピーダンス:14Ω
- 音圧感度:102db
- 充電端子:Micro USB
- 電話応答可能
- ボイスアシスタント(SiriやGoogle Assistant)使用可能
- イヤホンで音楽再生/停止可能
- トークスルー機能
- アンビエントウェア機能
スタミナ抜群!10時間の再生時間!
REFLECT FLOWの連続再生時間は10時間と、現状発売されている完全ワイヤレスイヤホンの中ではトップクラスのスタミナを誇ります。
同時期発売のApple「Air Pods Pro」が5時間、比較的スタミナのあるSony「WF-1000XM3」でも8時間(両者ともノイズキャンセリングオフ)のなか、10時間は驚異的。
通勤から仕事中まで使っても持ちそうな勢いです。食事中などにちょいと継ぎ足し充電するとさらに余裕。
出張の時も、家から空港まで、さらにそのまま機内で使っても、国内や大半のアジア圏なら充電せずに使い続けられます。
背面にバッテリーインジケーターがあります。
四段階なので、LEDの色で識別するもの(青100%、赤10%以下など)よりもわかりやすくて好印象。
2種類の外音取り込み機能!トークスルーとアンビエントウェア
REFLECT FLOWには2種類の外音取り込み機能があります。
「トークスルー」は、音楽を消して、イヤホン内臓のマイクで外の音を聞こえるようにする機能。
これにより、お店で店員さんと会話したり、電車のアナウンスなどを即座に聞くことができます。
「アンビエントウェア」は、音楽の音量を下げ、さらにマイクで外の音を取り込むことで、外の状況を知りつつ音楽を楽しめます。
ジョギングなどのスポーツ中はもちろん、空港など、長い待ち時間ながらアナウンスを聴き逃がせない状況に便利です。
機能の切り替えは、左イヤホンのボタン(JBLロゴ部分)を押すだけと、とてもシンプル。
一度押すと「トークスルー」、もう一度押すと「アンビエントウェア」に切り替わります。
とっさに使いたい機能だからこそ、すぐに切り替えられるのは非常に大切なポイントです。
他社はトリプルタップや一秒長押しなどの中、この使いやすさはさすが大手といったところ。
ただし、取り込まれた音はやや高い機械的な音へ変換されて耳へと届くため、若干違和感があり、自然な聞こえ方とは言い難いです。
誰でもフィットする、多数の付属パーツ
イヤーピース、イヤチップとも3つのサイズが付属するため、多くの方にフィットできるようにカスタマイズできます。
フィットするおかげで、外音遮断もしっかりとしています。
かなりぴったりホールドできるため、激しい運動でも心配なしでした。
デザイン:価格相応の質感
イヤホン本体 :スポーティでかっこいい
昨今の完全ワイヤレスイヤホンは流線型の物が多い中、REFLECT FLOWの外観は幾何学的で力強く、スポーティでかっこいいです。
差し色のレッドががイヤチップでスモークになっていますが、目立ちすぎず、程よいスポーティ感です。
充電ケースはシンプル
充電ケースはシンプルな箱型。
外側のブラック部分はつや消しになっており、そのうち傷が気になってきそうに見えます。
充電ケース、本体とも、デザインは魅力的ですが、質感は価格相応で高級感はないというのが正直なところ。
完全ワイヤレスイヤホンを実際に使ってみて
ここからは、初めて完全ワイヤレスイヤホンを購入してみての、実際の使い勝手に関して紹介します。
完全ワイヤレスイヤホン、なくさない?
「トークスルー」と「アンビエントウェア」の2つの外音取り込み機能のおかげで、イヤホンを外す必要があまりありません。
外さないので、結果的に「焦って外して落とす」「ポケットに入れていたはずが無くす」といった紛失を防ぐ効果もありそうです。
前述の通り、ボタン一つですぐに切り替えできるというのも、外す機会を減らす大切なポイントでした。
充電ケースの持ち運びはどうするの?
完全ワイヤレスイヤホンを使い始める前の疑問がこれです。
実際使ってみると、ポケットに入れるのは厳しいです。
スマートフォンなどと違い厚みがあるため、ポケットに入れると膨らんでしまいます。
とはいえ、長い再生時間とトークスルー機能のおかげで外す場面があまりないため、バッグにしまっていても問題なしでした。
スマートフォンとの接続は切れない?
これに関しては、スマートフォンとの相性や、周辺環境にかなり左右されるようです。
とくにJBLの完全ワイヤレスイヤホンは相性があるようです。
私のスマートフォン「Huawei P30」は、そもそもBluetoothが切れやすい印象があります。
ターミナル駅のような人の多く近い環境、家電量販店のような電波が飛び交う場所では、ブツブツと途切れる場面がありました。
iPhone Xsを使用している方に使って頂いたところ、特に気になる場面はなかったとのこと。
他のレビューを見ても、ここは人によりけりのようです。
私としては許容の範囲内でした。
近くのお店で試せる方は、ぜひ試用してみてください。
まとめ:初めての完全ワイヤレスイヤホンにちょうどいい
初めて完全ワイヤレスイヤホンを購入しましたが、懸念していた問題も実際には気にならず、もうコードには戻れません。
初めての完全ワイヤレスイヤホンとして「REFLECT FLOW」はちょうどいいのではないでしょうか。
こんな方におすすめ
-
- 一万円前後でワイヤレスイヤホンを探している方
- 外音取り込み機能は絶対に欲しい方
- スポーツで使いたい方
- 初めてのワイヤレスイヤホンを探している方
- 長時間使用したい方
後に発売した、類似スペックの「Firefly.2」のレビューはこちら。
ブランドなどを気にしないのであれば、Firefly.2の方がおすすめです。
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